オンラインで教える楽しさ 2024.9.18
はじめまして。日本語の先生です。
前職では、とある研究所で働いていたので、海外から来た研究員と接する機会が多くありました。
現職でも外国人と一緒に働いています。
いきなりですが、私は日本語教師になりたかった訳ではなく、外国人が日本語を覚えるために大変な苦労をしていることを肌身で感じていたので、日頃から、日本語はそんなに難しいのか・・・と考える程度の人でした。
日本語教師になって、今では本当に授業が楽しいです。
実際に日本語を教える立場になると、「文法を意識した会話」を繰り返すことで会話が成立するようになり、
彼らは日本語を話せるようになることがわかります。ただ、学ぶことの継続ってムズカシイですよね。
週2回のレッスンを継続していた生徒が1日欠席しただけで、翌週のレッスン中に日本語をド忘れしてしまうことがあります。
初級者にとって「会話する機会を継続する」ことって本当に重要なんですね。
日本語が思い出せない時の気持ち、わかるぅ〜??
日本語を学ぶ彼らのほとんどが、「使える日本語」に出会った時、授業を中断させて素早くメモをとります。
私は彼らがメモを取る間、「使える日本語」の使用例をなるべく多く考えます。
興味のある言葉がトリガーとなって、一気に上達する生徒さんがいるので、この時間をとても大切にしています。
日本語学校の教師である友人は、「授業中に生徒からの質問が多いと、授業の進行が遅れるので個々の対応が難しい」と言います。
素晴らしいカリキュラムを多くの先生と共有するため、進行が優先されることは仕方がありません。
オンライン授業にもカリキュラムはありますが、生徒さんの興味があること、そうでないことの比重を瞬時に変えることは可能です。
授業がもり上がって、脱線することもあるよね
彼らが日本語を話せるようになると、日常生活や職場で自己表現や要求を伝えることが楽になるみたい。
「素のキャラ」が表に出てきて、笑わせてくれることも・・・オンライン授業では全ての意識が表情に向いているので、
その瞬間に立ち会えるのは教える側のメリットなのかも知れません。