Why Online?

Online for learners from all backgrounds
様々な背景を抱えている学習者のためのオンライン

日本語を学ぶための日本語学校。実際には経済的な理由から、時間をかけて学んでいられない学習者が多いんです。
There are many Japanese language schools in Japan. In reality, many students cannot take the time to study due to financial reasons.

留学生の例

たとえば、アジア圏で最貧国だと言われているネパール。
主な産業は農業です。人口の約6割近くが農業に従事しており、平均月収は17,809ルピー（約18,000円）と言われています。
厳格には近年の経済成長で、もっと多いかもしれませんが、日本人の令和５年平均月収313,800円と比較すると、およそ17倍の差があると言われています。
日本へ留学するために、家族は親戚中から借金をして子供に教育を受けさせます。
そのため、学生は必然的にアルバイトをして学費の返済にあてたり、家族へ仕送りをしなければなりません。
留学生は週に28時間のアルバイト（長期休暇は週40時間）が認められていますが、時給単価の良い夜勤のアルバイトをして授業中はついつい居眠りをすることも。
そんな彼らに怒ることができない日本語教師も多いんです。
突然、人づてに就職先を見つけて教師を驚かせる学生もいます。
たとえば日本語能力検定N4の場合、小学生高学年レベル。ゆっくり話す日常会話を何とか理解できるレベルで、漢字では小学生２〜３年生程度で就職です。

外国人労働者の例

特定技能や技能実習生の場合、N4〜N3程度の日本語能力が必要とされています。
ところが、オンライン化が進む世の中では、海外の日本語学校の学生と日本企業がオンラインで面接を行い、就職が決まることもあります。日本で働きたい外国人はエージェントに高額な手数料を支払い、日本語レベルN５でも日本へやってくることができるのです。
私の友人の会社も、2人のバングラデシュ人をオンライン面接で採用しました。
彼らの話によると、エージェントに登録をし、企業面接に合格するためだけに日本語を練習し、通訳付きの面接を受けます。働き手の欲しい企業は、入国までに日本語のレベルはもっと上達するであろうと期待します。
ところがVISAの許可が出て入国を果たしたものの、日本語は話せないままなので仕事上のトラブルが多く、友人は困り果ててしまいました。
働き手の彼らにとっても、なぜ会社はいつも私に怒るのか理解できないと言います。
こうなると負のスパイラルから簡単には抜け出せません。
言葉の壁で、これ以上彼らの成長が見込めない場合は、企業側が試用期間で退職させることも可能なのです。
多額の借金を抱え、仕事も住むところも失い、友人の家に転がり込み、滞在期間内に次の仕事を見つけるしかないようです。
彼らもまた、日本語の習得が必要です。

留学生が初年度に必要な入学金や授業料の目安
Approximate admission fees and tuition fees for international students in the first year